ワンルームマンション投資をしたいけど、出口戦略ってどうするの?
売るの?最後までもつの?どうしたらいいんだろう
ワンルームマンション投資をするときには、
・物件価格はいくらか?
・利回りがいくらか?
・毎月どのくらい家賃収入があるのか?
そんなことを考えると思います。
ですが、それ以上に大切なのは出口戦略です。
出口戦略とは、ワンルームマンションに投資したあと、
最終的に、その物件をどうするのか?ということです。
僕も、中古のワンルームマンションを3戸投資していますが、
ここについては、なかなか明確な方針を定めている情報がありませんでしたが、
出口戦略をしっかり示してくれる本がありました!
この本によると、出口戦略は、
①ワンルームマンションを売却する
②ワンルームマンションを最後まで持つ
ということです。
ま、当たり前といえば当たり前なのですが、
こちらについて今回は詳細を見ていきたいと思います。
最後まで見てもらえれば、ワンルームマンション投資での
出口戦略をイメージができて、その出口に向かうことのできる
物件探しのヒントが得られるはずです。
目次
出口戦略①ワンルームマンションを売却する
一つ目の出口戦略は、ワンルームマンションを売却するということです。
不動産を売却するときにもコストがかかります。
いざという時に、困らないように、最低限の費用を覚えておきましょう。
売却時のコスト①仲介手数料
不動産の売却で、仲介会社を利用した場合には、
売却価格に対して3%程度の仲介手数料が発生します。
たとえば1000万円で売却となったら30万円となります。
なお、オーナーからそのまま物件を買い取ってくれる会社の場合は、
この仲介手数料はかかりません。
このあたりは、物件の状態や、いつまでに売りたいのか?などで販売する先が変わります。
売却時のコスト②不動産譲渡時の税金
土地や建物の譲渡による所得は、他の所得と合計せずに、
分離して課税する分離課税制度が採用されています。
具体的には「取得の日から譲渡の年の1月1日までの期間」を境に、
・5年を超える場合は長期譲渡所得として売却益の20.315%
・5年以下の場合は短期譲渡所得として売却益の39.63%
の税金がかかります。
短期でのワンルームマンションの売却という出口戦略では、
とても高額な税金がかかりますので、所有期間を間違えないようにしましょう。
わかりやすい覚え方としては、購入してからお正月を
・6回経過したら長期譲渡所得
・5回以下の場合は短期譲渡所得
となります。
出口戦略②ワンルームマンションを最後まで持つ
ワンルームマンションの出口戦略は「売却」と「最後まで持つ」
の2つありますが、今回ご紹介している本での回答としては
「東京23区のワンルームマンションであれば最後まで持つ」と明確に回答されています。
その理由を見ていきましょう。
東京23区のワンルームマンションの出口戦略
東京23区内の最寄駅から徒歩10分以内のような
賃貸需要のあるマンションであれば、家賃の変動はあっても
マンションの寿命が尽きるまで持ち続けることで、
物件価格をはるかに超える家賃収入が得られます。
築10年の1800万の1Rの場合
・手取り利回り4.5%で年間家賃収入81万
・マンションの寿命は一般的に60年
・残り50年で4050万円の総収入になる
家賃の変動や、空室はあると仮定しても、
一般的な寿命の60年まで持ち続ければ
購入した物件価格の2倍以上の収入は得られる可能性があります。
東京23区の築60年前後の物件の賃貸価格は6~8万円
この情報の信ぴょう性を実際にスーモを使って確かめたところ、
そこそこ良い値段で募集がかかっていたので、
東京23区のの賃貸需要の強さを感じました。
築57年 | お花茶屋駅徒歩3分 | 1K 19平米 | 6万円 |
築64年 | 押上駅徒歩5分 | 1R 25平米 | 7.8万円+3000円 |
築56年 | 蒲田駅徒歩9分 | 1K 20平米 | 6万円+3000円 |
築57年 | 武蔵小山駅徒歩10分 | 1K 21平米 | 5.9万円 |
築58年 | 西日暮里駅徒歩7分 | 1R 23平米 | 7.7万円+2000円 |
もちろん、これから30年、40年、50年たったときには、
人口も一気に減りますが、単身世帯が増えたりする中で、
東京23区についてはこの傾向は変わらないと推計されています。
空室をしっかり埋めてくれる管理会社と手を組んで、
ワンルームマンションを寿命まで持ち続けることは
非常に価値があると実感しています。
東京23区のワンルームマンションの寿命がきたら建て替えも検討
とはいえ、60年が経過して、マンションの寿命が来てしまったらどうなるのか?
エリアにもよりますが、これからもその土地で
賃貸経営が見込める有望エリアであれば、建て替えの選択肢があります。
さらに、東京23区内では、マンションの寿命が来る雨に
建て替えられて生まれ変わるケースも出てきています。
こうした建て替え需要が出るのも「東京ならでは」です。
東京は常に、再開発され、街が生まれ変わり続けています。
そんなエリアでワンルームマンション投資をしておけば、
出口戦略はよりよい形で舞い込むこともあるのでしょう。
【まとめ】ワンルームマンション投資の出口戦略
いかがでしたでしょうか?
今回は、ワンルームマンション投資の出口戦略についてまとめました。
あらためて、出口戦略は、
①ワンルームマンションを売却する
②ワンルームマンションを最後まで持つ
の2つとなります。
ただ、いずれにしもて、利益を得るには
「賃貸需要がある立地であること」が条件です。
この長期的に賃貸需要のある立地でさえあれば、
どんな出口戦略だとしても利益は得られるでしょう。
この立地さえこだわりぬけば、
ワンルームマンション投資での成功はほぼ約束されたようなものです。
だからこそ、しっかり立地を選んでいきましょう。
ちなみに、僕は東京の物件は「日本財託」という不動産投資会社から購入しました。
日本財託は、東京の中古ワンルームマンションに特化しており、
空室率も非常に低く、マンションオーナーの見方となってくれる存在です。
不動産投資初心者向けにセミナーも開催しているので
ワンルームマンション投資に向けて興味がある人は、
まずは、セミナーに参加して、相談してみると良いでしょう。
ワンルームマンション投資に向けても、
大切なのは、まずはアクションです。ぜひ、行動してみましょう。