やよいの青色申告オンラインで不動産所得の確定申告書類を作成します。
ちゃんとできるか不安だな。
そんなお悩みにおこたえして、僕の事例を紹介します。
僕は2022年に、初めてやよいの青色申告オンラインで確定申告書類を作成しました。
ただ年に一度の作業ですし、はじめての青色申告ですし、よくわからないことも多かったです。
だからこそ、今回の取り組みで学んだ内容をしっかり備忘録としてとどめたいと思います。
そうすることで、来年以降は見ながら確認できるし、同じ悩みを持った人にも貢献できるはずです。
ということで、今回のブログでは、やよいの青色申告オンラインで不動産所得の確定申告のステップや必要な作業についてお伝えします。
具体的に写真入りでブログを書いているので、イメージしながら進めると思います。
ぜひ、最後まで読んでいってくださいね。
やよいの青色申告で不動産所得の確定申告のステップ
まずは、やよいの青色申告オンラインでの不動産所得の確定申告のステップを確認です。
確定申告に向けての僕の状況
まず、僕の状況を簡単にお伝えしておきます。
・2021年1月に開業
・不動産投資で3戸運用中
・ブログ事業も収益化
こんな前提がありますが、メインは不動産投資での所得について青色申告をします。
不動産所得の確定申告3ステップ
具体的に、やよいの青色申告オンラインででの確定申告の3つのステップです。
Step1減価償却費の計算
Step2青色申告書の作成
Step3確定申告書の作成
こんな流れで進みます。
また、その手前で、1年間の売上や経費などの取引の入力が終わっていることが前提です。
そちらについては、別の記事もあるので、参考にしてください。
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【やよいの青色申告の使い方】不動産所得の注意点を解説します
やよいの青色申告オンラインを使って不動産所得の確定申告します。ただ、使い方が良く分かりません。注意点とかありますか? 今回のブログでは、こんな疑問に少しでもお応えしていきたいと思います。 僕は2022 ...
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不動産所得の確定申告書類作成までの時間
はじめてのことだらけだったので、最終的に完成するまで3~4週間かかりました。
もちろん、平日は本業があってできないので、土日に作業をしていました。
ただ、今回のメインである確定申告書類作成には1時間もかからず終わると思います。
入力作業は合計5~6時間程度で、基本的には取引入力で9割時間を使いました。
取引入力についても、前提知識なども必要になりますね。
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確定申告の初心者が「やよいの青色申告」のかんたん取引入力の使い方をまとめておきます
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不動産所得の確定申告で提出する資料
不動産所得の確定申告で提出するのに必要な資料は
・青色申告決算書
・確定申告書
・それに付随する証明資料
が必要になります。
僕はマイナンバーを取得していないので、郵送か持参での提出となりました。
来年はマイナンバー取得してオンラインで完結できるようにします。
青色申告の控除もオンライン65万、郵送持参55万と変わってきますので。
やよいの青色申告で不動産所得の確定申告Step3
それでは、具体的にやよいの青色申告オンラインでの不動産所得の確定申告のステップを確認しましょう。
Step1減価償却費の計算
確定申告の画面に入ったら、申告方法を選択します。僕は持参になります。
Step1の減価償却費の計算を「開始」しましょう。
そうすると、下記のように、所有している物件の一覧が出てきます。
これは、設定画面で「固定資産」の登録を事前にしていると入っています。
問題がなければ、「完了」をクリックします。
手書き資料で確定申告していた時は、この計算がとても大変でしたが、やよいの青色申告オンラインは自動計算で本当に助かります。
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【具体例で解説】不動産所得の収支内訳書~減価償却費の計算~
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Step2-1青色申告決算書(不動産所得用)の作成
次に、いよいよ青色申告決算書(不動産所得用)を作成していきます。
基本的には、情報入力をしていくだけなので、そこまで難しくはありません。
やよいの青色申告オンラインの指示に従って進めれば問題ないでしょう。
①基本情報
こちらはそのまま、名前や住所など、基本情報を入力します。
②不動産収入内訳
次に、不動産収入の内訳を確認します。
取引入力で金額を間違っていると、かんたん取引入力に戻って修正ができます。
僕の場合は、
・家賃の記入間違いを修正
・前年確定申告の税金還付の収入を雑収入に修正
・礼金を礼金として区分け
などを修正しました。
③家事按分
家事按分している水道光熱費や通信費があれば割合をかけて修正できます。
僕はは、経費計上していないのでありませんでした。
いずれはメディア事業を自宅でやっている関係で、事業所得側で、家賃など家事按分するかもです。
④その他の経費
借入金利子が100円ずれていました。
細かく経費のチェックをしてくれるので助かります。
確認できてよかったです。手作業だと、もはやカオスです。
⑤家族・従業員
家族で事業に携わっていたり、従業員がいる場合、入力します。
僕はおりませんでした。
⑥消費税
一般用の決算書の作成で利用されます。
不動産所得の確定申告では特に必要がありません。
⑦最終確認
①~⑥で確認してきたものが、損益計算書の観点で出てきます。
この1年分の収入と支出、所得金額が分かります。なんとなく達成感あります。赤字ですが(笑)。
⑧完了
最終確認して、問題なければ完了です。
青色申告決算書をダウンロードできます。
ただ確定申告書類を見ても今いちピンとこなかったので、記載されている銀行残高とローン残高を確認しました。
すると、僕の銀行口座や今後のローン返済予定金額とぴったり合っていました。
当たり前なんですが感動しました。
ちなみに、完了した後も、入力し忘れた取引などあれば、追加して、再度上記の流れをすれば修正できます。
Step2-2青色申告決算書(一般用)の作成
不動産所得用の青色申告決算書を作成したら、次は一般用です。
これも、不動産所得用と同じ流れで進みます。
僕のポイントとしては、
開業年度なので期首残高を0円に設定
業種はフリーランス・クリエイティブで、広告業に設定
としました。こちらも赤字です。
同様の流れでダウンロードして終了です。
Step3確定申告書の作成
さて、不動産所得と事業所得で、それぞれ決算書がでてきました。
つまり、所得が計算されたということです。
そのうえで、給与所得と副業の所得をがっちゃんこして、いくら納税する必要があるのか?という確定申告書類を作成します。
僕が、このステップで必要だった資料が
・源泉徴収票
・ふるさと納税の領収書
でした。
それ以外の生命保険や自宅の住宅ローン控除などは、会社の年末調整で終わっています。
基本的に上記の二つ、場合によっては医療費控除の資料があれば確定申告書類を作成できるはずです。
そして、確定申告書類が完成すると、下記のように各ステップで緑色のチェックが入ります。
あとは、赤枠で囲った資料をダウンロードして提出です。お疲れ様でした!
なお、仕訳帳・総勘定元帳は印刷の上7年間の保存義務があります。
こちらは提出の必要はないですが、ダウンロードして保管をしておきましょう。
【まとめ】やよいの青色申告で不動産所得の確定申告を作成しよう
さて、今回のブログでは、やよいの青色申告オンラインで、不動産所得の確定申告書類を作成するステップを見てきました。
基本的には、確定申告書類を作成する段階は、特に難しいことはなく、微修正をしていくことで完成すると思います。
やよいの青色申告オンラインでの確定申告書類を作成するうえで大変なのは、とにかく取引入力です。
こちらを1件1件しっかり入力することが重要ですし、これが終われば確定申告書類を作成する流れの9割ができたも同然です。
そこまでやり切れば、パパっと完成します。僕は赤字なので、確定申告により13万円が還付される予定です。
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また、来年以降も同じ段取りになると思いますが、今年の学びを活かせば、もっと効率的に取り組めると思います。
あと、オンラインで提出できるようにマイナンバーも取得しておきます。
ぜひ、あなたもやよいの青色申告オンラインを使って青色申告で確定申告をスムーズにしていきましょうね!
まだ利用したことがない人は、初年度無料で使えるので、ぜひ下のリンクから登録してみてください。